「手コキ」というワードを知っていた清楚妻
「手コキ」を何と言い換えればよいか考えた
清楚なお姉さんだな、というのが第一印象。
30代らしく、表情も服装も大人っぽく、出会い系にいる他の女たちにくらべて格段に大人っぽく見えた。青のブラウスがまぶしい。
プロフを何度も読み返しても独身なのか既婚なのかわからない。最近ではアラサー独身なんてざらだから独身なのだろうと勝手に決めた。
メールを送ったら返事が来て会うことになった。
ところが会う直前になって私は人妻だけど構わない? というメールが来たのだ。独身だと信じていただけにがっくりきて、一瞬会うのをためらうも、相手が人妻ならうんとエッチなことを要求してやろうと「人妻大歓迎」と返信して待ち合わせ場所に向かう。
やってきた人妻は写真よりも清楚で品があったが、やはりどことなく出会い系の人妻という淫らな空気が漂っている。セックスの予感というのか、ちょっとしたタイミングでアソコの匂いが漂ってきそうな気配。
俺は女から手コキをしてもらうのが好きで、その人妻にも要求してやろうと思った。
だが手コキなんて言葉は知らないだろうから、なんと言い換えたらよいか考えながらホテルに向かった。
「手コキしてください」と言ったら・・・
その人妻は「夫には女がいるんです」とこぼした。
夫を追及するだけの証拠はないが、そこは女の勘。最近のおかしな行動を見ると、その影に女の匂いがする。真相がはっきりしたときのショックを和らげるために自分も浮気しておこうと思って出会い系に来たらしい。
「僕と長く続けるんですか」
言うとぷっと笑い「浮気は一回でいいです。今日限りがいいわ」と答えた。
―だったらなおのこと手コキをしてもらわないと―
手コキが通じなかったら「素手でペニスをしごいてください」と言い換えようと決めていた。
俺はベッドインして人妻とディープキスしたあと、髪をなで耳たぶを軽く噛んで「手コキしてください」と囁いた。
すると驚いたことにこう答えたのだ。
「いいわよ」
なんとその清楚な人妻は手コキという言葉を知っていた。
細くて柔らかな手が俺のペニスをしごき出す。
―ああ・・・今日限りか―
だったらちゃんとセックスしないともったいないと思い、手コキで射精したい気持ちを抑え、そのまま人妻の身体に乗ってセックスを始めた。
夫が原因で出会い系に来たというのは嘘で、ただ単に他人棒が欲しかっただけじゃないのか。一回限りのプチ浮気。
見た目とはぜんぜん違うベッドでの姿態を見ていると、そう思わざるを得ない。
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